【Bakktの凄さ】ボスコンやマイクロソフト、天才投資家がBakktに投資するこれだけの理由(おまけ:金融工学付き)

昨日、天才投資家 李嘉誠(りかせい)がBakktに投資するというニュースを取り上げたところ、多くの反響がありました。

本日はBakktの凄さについて取り上げます。

Bakktは、昨年の夏頃に彗星のごとく現れた、大規模に現物の仮想通貨を管理する会社です。

Bakktは、昨年の8月頃から、2019年の今にかけて、多くのニュースで取り上げられ、女性CEOのKellyさんは2018年に世界で最も影響力がある人物ランキング( Worth社発表)で72位になるほど、注目されました。

そんななか、2019年の始め、Bakktは大規模な資金調達に成功したとの報道をしました。

I am pleased to confirm that we have completed our first round of funding of $182.5 million from 12 partners and investors who, like us, believe in the future of digital assets.

日本語訳:私たちのようにデジタル資産の将来を信じる12社の提携会社及び投資家から、182.5百万ドルの資金調達に成功し、幸いです(by Bakkt CEOのKelly Loeffler)。

https://medium.com/bakkt-blog/first-capital-raise-739db1bab6d3

182.5百万ドルとは、

約200億円です。

Bakktは、提携会社や投資家から約200億円の投資を受けたということです。

Bakktに投資した12社はどこ?

CEO Kelly氏の記事による公表ベースだと、下記。

  1. Boston Consulting Group
  2. CMT Digital, Eagle Seven
  3. Galaxy Digital
  4. Goldfinch Partners
  5. Alan Howard
  6. Horizons Ventures
  7. Intercontinental Exchange
  8. Microsoft’s venture capital arm( M12)
  9. Pantera Capital
  10. PayU
  11. Naspers
  12. Protocol Ventures

有名どころだと、

世界有数の戦略的コンサルティングファームのBoston Consulting Group、いわゆるボスコン

ビットコインが2019年に2万ドル以上になるという発言で有名なノボグラッツ氏率いる仮想通貨投資銀行ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)。

インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange)。インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は世界最大の証券取引所であるニューヨーク証券取引所(NYSE)と世界最大級の商品取引所を傘下とするプラットフォーム企業。

インターコンチネンタル取引所は証券取引やエネルギー等の商品先物取引だけではなくビットコイン取引もカバーしたいということです。日本でいうJPXのような組織です。

M12はマイクロソフトが資本のベンチャー企業投資会社

そして、昨日の記事で紹介したHorizons Ventures社は天才投資家 李嘉誠のプライベートな投資会社でした。

その他優良企業も並んでいます。

これらの名だたる会社、投資家がBakktに投資する、

という一大ニュースなのです。

上記12社で億円単位の投資をする場合には、必ず、稟議があります。

それは、面倒で面倒、骨の折れる報告・連絡・相談というサラリーマンプロセスであり、

多くの優秀(?)な上司を何度もクリアして、やっと承認がおります。

つまり、12社のBakktへの投資は、多くの頭脳にクリアした、割と確度のある投資計画だということです。

もちろん、失敗する可能性もある。

しかしながら、これら12社はBakktの将来は成功すると考え、投資判断に至ったと考えられます。

さて、Bakktのビジネスは手数料ビジネスです。

今まで公表されているビジネスだと、

  • BTCの現渡し先物取引での現物BTCの決済代行をして、投資家から得る手数料
  • Bakktでの仮想通貨の保管を希望する投資家のために保管して、投資家から得る手数料
  • スターバックスでの仮想通貨決済をサポートして、サービス利用者から得る手数料

が挙げられます。

上記のようなビジネスが成功し、手数料が十分に獲得できると見込んで、

ボスコンやHorizons Venturesを含めた12社はBakktへ投資したものと考えられます。

つまり、今回の資金調達では総額約200億円の投資でしたので、これら12社は200億円以上の価値があると見込んで、Bakktへ投資しています。

さらに、言い換えると、Bakktには200億円以上の価値があり、200億円なんて安いと考えて、12社がBakktに投資しました。

どうでしょうか。

Bakktの凄さについて、ご理解いただけましたでしょうか。

名だたる企業、投資家が注目し、投資している事実から、

将来的なBakktの成功が、

名だたる企業、投資家によって期待されているということが推測できます。

以下の記述は、おまけです。

Bakktの凄さについて、数字で補足します。

重要な部分は記事下の「結論!」からなので、そこだけご確認ください。

おまけ:Bakktの価値について分析してみた。

Bakktの価値について、考えてみます。

眠たくなったらすみません。覚醒している時に読みに来てください。

さて、Bakktの理論的な価値について、シンプルに考えましょう。

理論的な価値を考える方法は多くありますが、類似企業から推定する方法を利用しましょう。

まず、類似する会社を探します。

株式や債券(国債、社債)の保管、決済サービスを提供する証券保管振替機構(JASDEC) ですかね。

JASDECは、株式でスタバのコーヒーが買えるようなサービスは提供していませんが、

株式や債券の保管サービス、決済サービスを提供しています。

Bakktが提供する仮想通貨保管サービス、決済サービスに類似します。

次に、JASDECの投資収益率を出します。

Bakktの類似企業であるJASDECについて、

2018年3月期の財務諸表数値が公表されているので、そこから、資本金、当期純利益を拾ってきました。

資本金:45億円

当期純利益:61億円(2018年3月期)

(分析のプロの方も見ているかと思うので先に弁明しておくと、シンプルにするために大きな仮定をおくことをお許しください。仮定:資本金は設立当初から変動なし。当期純利益は2018年3月期水準が継続する。)

投資収益率を求めると、

投資収益率=当期純利益 / 投資資金(資本)

=61億円 / 45億円

=年率135%

次に、類似企業の投資収益率をBakktに当てはめる。

Bakktも軌道に乗れば、類似企業のJASDECと同様の投資収益率を達成するものと仮定すると、

12社が投資した資金総額は200億円でしたので、投資収益率をかけると、

200億円 x 135%=270億円

つまり、Bakktは年間270億円を稼ぎ出します。

さらに、仮定を重ねます。

Bakktのビジネスは20年間順調に続き、金利は0%の世界を仮定します。

すると、Bakktの価値は、

270億円の20年分、

つまり、270億円の20倍となり、

Bakktの価値は5,400億円となります。

つまり、Microsoftや李嘉誠のHorizon Venturesを含んだ12社は、総額200億円の投資をしましたが、5,400億円、長期的に回収できるということです。

言い換えると、27倍(=5,400億円 / 200億円)になる投資をしたということです。

結論!

Bakktの理論価値は5,400億円です。

Microsoftや李嘉誠のHorizon Venturesを含んだ12社は、200億円を5,400億円にするゲーム(27倍にするゲーム)に参加したということです。

本日の記事は以上になります。

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